2021年度 看護師内山
今年も残すところあと1ヶ月となりました。新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきて、少しずつコロナ前の日常が戻りつつあります。手洗いや手の消毒、マスク着用の感染症対策が徹底され、昨年はインフルエンザを含めた諸々の感染症の大きな流行は見られませんでした。そのため、社会全体の集団免疫ができていない可能性があり、今年はこれからの時期、インフルエンザには注意が必要と思われます。現在は夏の感染症と言われている手足口病が季節外れに流行しています。新型コロナウィルス感染症と共に予防を心がけていき、2021年最後の1ヶ月元気に過ごしましょう。
11月の感染症
手足口病 … 9名(0歳児)
12月の保健行事
1日(水) 手洗い指導(なでしこ・すずらん組対象)
8日(水) 身体測定
23日(木) 乳児健診
インフルエンザが流行する時期になりました
★症状★
・急な悪寒や38℃以上の発熱、全身のだるさ、筋肉痛があらわれます。
・発熱は38℃~40℃の高熱が3~7日続きます。
・そのほか、腹痛や嘔吐、下痢などの症状がみられる場合もあります。
・その後、せき、鼻水などが出て、気管支炎、中耳炎などを起こす場合もあります。
★家庭でできる対策★
- 外から帰ってきたとき、食事前など手洗い・手指消毒をしっかりしましょう
- 定期的に空気の入れ替えをしましょう。また、室内が乾燥しないように加湿をしましょう
- せきやくしゃみ、鼻水がでるときは、ティッシュやハンカチ、マスク、袖などを使って口や鼻を押さえるようにしましょう。※マスクをするときは、鼻を出す、大きさがあっていないなど正しく装着しないと感染リスクが高まるため、正しいつけ方を知らせること、子どもの様子をしっかり見守ること、無理強いはしないことが大切です。使ったティッシュはすぐゴミ箱に捨て、手を洗うように心がけましょう
- 「元気がない」「ご飯を食べない」など、いつもと様子が違うときは、なるべく早く布団に入るようにしましょう
★インフルエンザだと診断されたら ~感染を広げないために~★
感染力がとても強いため、園で集団生活をする上で、他の子どもたちへの感染予防のためにも、インフルエンザと診断されたら、園を休まなければいけません。
インフルエンザの登園基準(幼稚園児・保育園児の場合)
保育園へ登園可能になるには下記の2つの条件を両方満たさないといけません。
①解熱後3日が経過していること
②発症後5日が経過していること
発症日(発熱した日)を0日と考え、5日を経過し、かつ解熱後3日経過するまで
※厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」に基づいています。
保育園での感染拡大を防ぐためにもご理解とご協力をお願い致します。