令和3年5月 No.02
子どもたちは少しづつ保育園生活に慣れ、積極的に探索活動を楽しんでいます。汗をかきやすい季節になってきたため、保育園では水分補給をこまめに行うようにしています。お外から帰ってきた後や、お昼寝から目覚めた時など、汗をたくさんかいた後は、コップ一杯のお茶か白湯を飲むようにしましょう。
こどもの好き嫌いどうしたらいい? 食べない理由と克服方法
栄養バランスを考えてご飯を作っているのに、好き嫌いをしてどうしても食べてくれないという悩みはありませんか?食べてくれない期間が長く続けば、心配になったり、いら立ったりしてしまいます。子どもが好き嫌いをする理由と好き嫌いを克服するヒントをご紹介します。
色彩や味覚により本能的な好き嫌い
子どもには色彩や味覚によって食べられるものを判断する本能が備わっています。植物の実は未熟では緑色、成熟すると黄色やオレンジ、赤色に変わります。そのため、子どもは緑色の食べ物をまだ熟していないもの、美味しくないものと受け取る傾向があります。また苦みは毒がありかもしれない、酸味は腐敗しているかもしれないと本能的に判断するので、拒否する傾向があります。
見た目や食感からの好き嫌い
ほとんどの子どもは初めて見る食材や料理に対して警戒心を抱きます。第一印象の見た目が気に入らずに好き嫌いをする場合もあります。また、食べ物を口に入れた時の食感、タネや骨があって食べにくい、繊維質が多くてかみきれない、飲み込みにくいなどの理由で好き嫌いをするケースも見られます。
過去の体験からの好き嫌い
過去にその食べ物を口にしたときに不快な経験をすると好き嫌いにつながる事もあります。またアレルギー反応が出る食材を食べたとき、喉や口の周り、肌などがかゆいといった症状を説明できずに嫌がる事もあります。
このように、子どもの好き嫌いには様々な理由が考えれます。本人がなぜ食べられないのかうまく言葉で説明できない事もあると思います。ただ食べられないことを責めるのではなく、大人がその理由がどこにあるのかを考えて働きかけをすることで好き嫌いの克服へのつながるのではないでしょうか。
本能的な恐怖で拒否しているのであれば、成長と共に自然とこれが口に入れて流ところを見せるだけでも良いと思います。
見た目や食感からの好き嫌いなら、形状を変えてみる、見た目が変わるように調理する、食べやすいようにタネや骨を取り除くなどすると良いと思います。
食事中に怒られたりすると食事の時間を苦痛に感じ、苦手な食材がますます嫌いになる可能性があります。食事の時間は楽しく過ごせるような声掛けや工夫が大切です。子どもの好き嫌いは決して悪いことではなく、発達の途中で見られるごく自然な反応です。これも成長の一環としてとらえ、ゆったりとした気持ちで見守りましょう。
具材たっぷり中華丼
ボリューム満点で給食でも人気のメニューです。お好みの具材でアレンジして下さい。あんかけと一緒なら苦手な野菜も食べやすいです。
材料(1人前)
ごはん200g、白菜、にんじん、玉ねぎなどお好みの野菜、豚バラ肉50g、水300ml、その他たけのこ、エビ、かまぼこなどお好みの具材。
- 熱したフライパンにゴマ油大さじ1/2をひき、肉と野菜を炒めます。
- 水を入れてにたたせます。
- 具材に火が通ったら、しょうゆ大さじ2、酒大さじ1、中華だし小さじ1を入れます。
- 塩コショウで味を整えます。
- 水溶き片栗粉大さじ3を回し入れ、とろみがつくまで煮ます。
食卓のすすめ
すすらん組でカレークッキングを予定しています。食材の買い出し、調理を子どもたちが自分で行います。どんなカレーライスが出来上がるのか楽しみです。
なでしこ組では夏頃の収穫を目指して野菜の栽培を始めました。どんな野菜を育てているのでしょうか?園庭にありますので見てみて下さい。