お知らせ

【給食だより6月号】歯の大切さを見直しましょう!よく噛むことの大切さ

令和3年6月 No.3

新年度がスタートし早いもので三ヶ月となりました。これからは湿度が上がってくる季節でもありますので、雨の日の室内での活動でも快適に過ごせるように環境整備に気を配り子どもたちの健康管理に十分気をつけていきたいと思います。

歯の大切さを見直しましょう!よく噛むことの大切さ

6月の献立表にある今月の目標は「食事はゆっくりよく噛みましょう」です。食べ物を飲み込むために適切な咀嚼の回数は30回とされています。自分が何回噛んでから飲み込んでいるのか、ぜひ意識して数えて見て下さい。柔らかいものならすぐに飲み込んでしまったり、急いでいるからとつい早食いになってしまうこともありますよね。お家で過ごす時間が増えている今こそ、急がずにゆっくりと噛んで食べることを意識してみて下さい。

よく噛むことのメリット4つ

①肥満防止になる

子どもだけでなく大人にも嬉しいメリットです。よく噛むことで満腹中枢が働いて食べすぎを防ぐことができます。

②胃腸に負担をかけない

よく噛むと唾液がたくさん分泌されます。これにより食べ物の消化、吸収がサポートされ、胃腸の負担が軽減されます。胃腸を元気に保つことにより、便通の改善も期待できます。

③口の中を清潔に保つ

唾液には食べ物のカスを洗い流したり、むしばきんを抑制する力があります。

④食べ物を美味しく食べられる

よく噛んで食べると食材そのもののおいしさを味わうことができます。少しの味付けでも美味しく食べることができ、塩分の塩分の摂りすぎも防ぐことができます。

保育園の給食では子どもたちが食べやすいように食材の切り方を考え、試行錯誤しながら工夫しています。あまり大きすぎると子どもの口に入らず食べにくく、小さすぎると噛まずに飲み込む原因になります。

きのこ、ごぼう、こんにゃくなど歯ごたえのある食材を使うことにより、子どもたちがよく噛んで食事をしてくれように考えています。また、保育園では回りにお友達がいるので、食べるのが早い子を見て自分も早くたべようと焦ってしまったりする事もあります。なので、「あせらずゆっくり食べようね」などの声がけをして、子どもたちが安心して落ち着いて食事の時間を過ごせるようにしていきたいです。

食物アレルギー食

医師からの診断書を元に、アレルギー物質を除去した給食とおやつを提供しています不安やご相談のある方は担任までお声がけください。

個別配慮食

怪我や体調不良、病後などで一時的に食事に配慮が必要な場合は調理室にて個別に対応します。軟飯の提供、食べやすい形状に変更する、特定の食材を除去する、果物の薄皮を除いての提供など様々な対応しています。こちらも不安やご希望があればお気軽に担任までお声がけください。

安心安全な給食

給食室では衛生面に十分に注意して調理を行なっています。検温を含む健康チェック、手指・器具・調理場のアルコール消毒、栄養士による食材の温度検定と品質チェックなどをし、食中毒対策を徹底しています。旬のものを使用し、なるべく豊富な食材や調理法を取り入れるように心がけています。味付けは食材本来の味や旨みを大切にしています。このように様々な工夫をして子どもたちの健やかな成長を食事の面からサポートしていきたいと考えています。

給与栄養目標量

保育園では「日本人の食事摂取基準」に基づき給与栄養目標量を設定しています。給食とおやつを合わせて、1日に保育園で摂取する栄養素の目標量です。

乳児クラス(1〜2歳児)

・・・エネルギー500kcal、たんぱく質17.5g、脂質13.9g

幼児クラス(3〜5歳児)

・・・エネルギー590kcal、たんぱく質20.9g、脂質16.6g

食卓のすすめ

4月から5月頃の食育活動はたけのこの皮むき、空豆のさやむき、園庭での野菜栽培、お米作りのスタートなどを予定しています。今年度も感染症対策に留意しながら、食に関する様々な楽しい活動を行なっていきたいです。子どもたちが食材や給食の献立に興味を持ち、親しみを持てるようになるきっかけとなれば良いと思います。